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2025/07/20 17:16



グッドマンレンズマニュファクチュアについて

XAZTLAN(ザストラン)の主宰である中島正貴が、2008年頃に設立した、世界初のスポーツサングラス用カスタムレンズレーベルです。

設立当時、スポーツサングラスメーカーの純正レンズにはいくつかの課題がありました。
- 日本市場には濃すぎるレンズが多い
- 調光(フォトクロミック)レンズの取り扱いがない 
など、日本人ユーザーのニーズに必ずしも応えられていない状況がありました。

中島はこうした課題を解決すべく、誰も挑戦していなかったスポーツサングラス専用のカスタムレンズ開発に取り組みます。特にご要望が多かった調光レンズの開発にフォーカスし、各国のインディペンデントなレンズ工場を自ら巡って交渉を重ねました。

その結果、日本の気候やライフスタイルに最適化された、画期的な「クリア→グレーに変化するスポーツサングラスの調光レンズ」の開発に成功します。

当時、海外メーカーの調光レンズは「ライトカラー→濃色」へ変わるものが一般的で、クリアから濃くなるスポーツサングラス用の調光レンズは世界的にも稀でした。またスポーツサングラスとしての耐久性をパスすることも重要な課題でしたが、それも乗り越えることが出来ました。

中島は現地工場で、

「日本人は特殊なレンズを作れと言ってくる」

と何度も言われたと振り返ります。そのくらい、クリアから着色する調光レンズは“前例のない”製品だったのです。

現在では、クリアスタートの調光レンズは広く普及していますが、GOODMAN LENS MANUFACTUREはその先駆けとしてスポーツレンズの新たなスタンダードを切り拓きました。

パフォーマンスレンズ開発の歩みと意義

XAZTLANはブランドデビューの際、近赤外線(IR)を50%以上カットする画期的なパフォーマンスレンズの開発に挑みました。2010年代当時、いくつかのレンズメーカーが近赤外線カット技術の開発に取り組みましたが、十分な効果を証明できず製造を取りやめるケースが多発。当時はカット率の水準が低く、期待された性能発揮も困難でした。

近年は技術進歩によりカット率が向上し、実際のアスリートの体感や検証からも効果が認められるようになっています。XAZTLANのパフォーマンスレンズは、そうした困難な技術課題を乗り越えて誕生し、ブランドの象徴的な存在です。

近赤外線カットレンズの主な効果
スポーツ時の体温上昇を抑制
 → 長時間のパフォーマンス維持や集中力保持に役立ちます。

肌の劣化/光老化予防
 → 近赤外線が引き起こす肌のシワ・たるみ、老化対策にも有効。

眼病リスクの軽減
 → 白内障や加齢黄斑変性など、紫外線だけでなく近赤外線による目への悪影響も防止。

疲労感・不快感の軽減
 → 直射日光下での「ジリジリ感」やほてりなどを抑え、快適な着用感を実現。

光老化全般の対策
 → 活性酸素発生抑制など、肌・目両面での健康維持に貢献。

近赤外線だけでなく、紫外線・HEV(高エネルギー可視光線)やブルーライトカットの設計も導入され、より総合的なアイケア性能を実現しています。

本技術は、スーパースポーツモデル「MANTRA(マントラ)」シリーズに搭載されており、ハイレベルなアスリートユーザーはもちろん、屋外活動を楽しむ多くの人に恩恵をもたらします。

原点回帰から生まれた「本当に使えるコントラストレンズ」  

―― レンズ開発における歴史の再構築と継承 ――

近年、さまざまなコントラスト強調レンズが市場にあふれ、「ダブルコントラスト」などのキャッチコピーを掲げた製品が次々と登場しています。  
確かに店頭で試着すると一見、視界が鮮やかに感じられ、「おっ」と驚いて購入してしまうこともあるかもしれません。しかし実際の使用現場では、

- 「そこまで良くなかった」
- 「目が疲れる」 
- 「長く掛けていられない」

といった声が多く寄せられています。

このような状況を踏まえ、GOODMAN LENS MANUFACTUREでは改めて原点に立ち返り、レンズ開発の「本質」とは何かを探求しました。

1960~1980年代への回帰と検証  

今ではあまり語られませんが、スポーツサングラスの基礎を築いたレンズカラーは1960〜80年代にすでに存在していました。こうした時代のレンズを丹念に検証し、今でも十分に通用する視認性・快適性・耐久性の高さに強い示唆を受けました。  

その歴史的レンズに現代のカラー理論を融合させて誕生したのが、以下の2つのレンズです

- BIRDMAN(バードマン) 
- MANDARIN(マンダリン)

これらは、ブラウン系・オレンジ系のベースカラーを用いたシンプルかつ効果的なコントラストレンズであり、曇天時や雪山、対象物との視認性が低くなる場面で特に効果を発揮するよう設計されています。

「飽きずに使える」「疲れにくい」ことを第一に  
強烈な色変化ではなく、目に優しく自然と馴染むコントラストカラーによって、視界の改善と快適性を両立しています。これが、レンズ開発の本来あるべき姿だと私たちは信じています。

BIRDMANとMANDARINは、XAZTLANのハーフリムスポーツモデル「SANTANA(サンタナ)」に搭載されています。アスリートの集中力を中断せず、長時間の使用でも疲れにくい、実用的かつ信頼できるレンズです。

技術の系譜を辿り、次の核心へ  
GOODMAN LENS MANUFACTUREでは、過去の偉大なレンズ開発者たちの業績をリスペクトしながら、その視点を現代に引き継ぐ試みを行っています。「コントラストとは何か」「見えやすさとは何か」といったレンズの本質を問い直すことで、より実用的で効果的なアイウェア体験を探求し続けています。

必要なのは、新しさではなく、使いやすさと信頼性。その答えは、歴史の中にありました。